Atsushi Shimoyama exhibition at 春の雨 cafe & records

Atsushi Shimoyama exhibition at 春の雨 cafe & records

下山敦 / Atsushi Shimoyama

東京都出身。
デジタルアーティスト / 映像クリエイター

企業CM・企業VP・ライブ・各種イベント・WEB・デジタルサイネージなど、様々な分野・媒体での映像制作を行う。

デジタルクリエイターとしては、3DCGソフトなどを使ったデジタルアートの作品をメインに制作。

最近では3Dプリンターをツールとして組み合わせることでより立体的な作品を精力的に制作している。

今回は3Dプリンターの素材である樹脂を3Dプリンターを使わずコテで溶かして塗り重ねていくという、新しくたどり着いた技法によってより重厚な仕上がりになった作品も展示されている。

春の雨 cafe & records / Harunoame cafe & records

品川区中延にあるアンビエント専門レコードショップ。

取り扱うレコードのジャンルはアンビエント。世界中から集めたレコードを販売している。
アンビエントとは「環境音楽
」と訳され、環境/空間に溶け込んだ音楽を意味する。

春の雨は、カフェを併設しコーヒーを楽しみながら音楽を選ぶことができる。
また、コーヒーや焼き菓子などのフード・春の雨のショップデザインは中延に縁のあるもの方に依頼している。

アンビエントが環境音楽であるように、春の雨も中延という地とシームレスに繋がっている。

店主 中澤敬曰く「店内に流れる音楽、お客さまの会話の声、外に聞こえる風の音、それらも含めて広義でアンビエントだと捉えています。

【PLAYLIST】 Atsushi Shimoyama Art Exhibition

今回展示されている下山敦の作品からインスパイアを受け、春の雨 cafe&records 店主 中澤敬がプレイリストを作成した。


"下山さんとお話ししている時に印象に残ったのは「あえて3Dにしている」「3Dにこだわっている」という点でした。

実際に作品を手に取った時、その意味が少しだけわかった気がします。

作品を両手で持ち、上から覗き込むと、幾層にもレイヤーが重なり、深部には辿り着けなさそうな奥行きを感じ取りました。

そして、その一筋縄では理解できない深層に強く惹かれてしまいます。


なにかこの「表層的なわかりやすさ」ではなく「深層にある美しさ」を表現できないかと思い、プレイリストを作成しました。


どの曲もコマーシャルに成功した音楽ではありません。また、私が時間をかけ一つ一つ探し当てた音楽です。

どのようにカテゴライズすべきかわからないような音楽ばかりですし、もしかしたら、すぐに聴いて良い音楽とわかるようなものではないかもしれません。


しかし、そのような「わかりづらさ」がとても重要だと思っています。

忙しく流れていく時間の中で、音楽や人をわかりやすくカテゴライズし(単純化し)大切なものを見落としてしまうことがよくあるのではと下山さんの作品を手に取り再認識しました。"

プレイリスト第2弾は、春の雨 cafe&records スタッフのムタ氏が作成。


"作品の質感を想像し、もわっとした物質感のある音を意識して選んだ。1, 3, 5曲目がそのようなイメージ。

また、作品自体は静止して動かないのに混沌として たゆたう感じ も印象的、その辺は2, 4曲目のようなイメージが湧いてきた。"

2つのプレイリストを聴き比べることで、選曲者の作品への思いやアンビエントというジャンルへの考えの違いがわかる。これはまた、アンビエントという音楽が様々なジャンルを大きく包み込んでいるという意味も見いだすことができる。

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